本日の相場サマリー
2月20日のゴールド(XAUUSD)相場は、以下の値動きとなった。
- 始値: 5,027.07ドル
- 高値: 5,031.22ドル
- 安値: 5,007.07ドル
- 終値: 5,028.74ドル
前日終値から小幅に上昇して取引を開始したゴールドは、日中に一時5,007.07ドルまで下落する場面があったものの、欧州時間以降に買い戻しが進み、終値では始値を上回る水準で取引を終えた。値幅は約24ドルと比較的限定的で、方向感の乏しい展開となった。
値動きの背景・要因
本日のゴールド相場は、米国の重要経済指標発表を控えた様子見ムードが強く、大きなトレンドは形成されなかった。市場参加者は、同日15時30分発表予定の米GDP速報値(前期比年率4.2%予想)やコアPCE価格指数(前月比0.2%、前年比2.8%予想)を注視する姿勢を強めた。
日中の下落局面では、英国の小売売上高が予想を大幅に上回る結果となったことで、ポンドが急伸。これに連動して米ドルが主要通貨に対して一時的に強含んだ影響を受けた。ただし、下値では押し目買いが入り、5,010ドル台まで回復している。
また、日本の消費者物価指数(生鮮食品除く総合)が前年比2.0%と市場予想の2.5%を大きく下回ったことで、日銀の金融政策正常化ペースに対する慎重論が台頭。円安ドル高が進行したことも、ドル建てゴールドの上値を抑制する要因となった。
注目された経済指標
本日発表された主要経済指標は以下の通り。
日本
- 生鮮食品除く全国CPI前年比: 2.0%(予想2.5%、前回2.4%)
- コアCPI(食品・エネルギー除く)前年比: 2.6%(予想2.9%、前回2.9%)
日本のインフレ率は市場予想を下回り、日銀の追加利上げペースに対する期待が後退した。
英国
- 小売売上高前月比: 1.8%(予想-0.2%、前回0.4%)
英小売売上高は予想を大きく上回るサプライズとなり、英国経済の底堅さを示した。
ユーロ圏
- マークイット製造業PMI: 50.8(速報値)
- マークイットサービス業PMI: 51.8(速報値)
ユーロ圏のPMIは景況拡大・縮小の分岐点となる50を上回る水準を維持し、欧州景気の底入れ期待を支えた。
明日以降の注目点
2月21日以降は、以下の要因に注目が集まる。
まず、本日発表された米GDP速報値とコアPCE価格指数の結果次第では、翌営業日の相場に影響が及ぶ可能性がある。特にコアPCE価格指数は、FRBが政策判断で重視するインフレ指標であり、予想を上回る結果となれば利上げ長期化観測が高まり、ゴールドの下押し圧力となる。
また、週末24日には米国の消費者信頼感指数(CB)が発表予定で、米国経済の先行きに対する消費者心理が確認される。加えて、25日にはオーストラリアのCPI(前期比1.1%予想)が公表され、RBAの金融政策スタンスに影響を与える可能性がある。
地政学リスクや中央銀行の金購入動向についても、引き続き注視する必要がある。特に新興国中央銀行による金保有増加傾向は、ゴールドの下値を支える要因として働いている。
まとめ
2月20日のゴールド相場は、重要指標発表を控えた様子見姿勢から値幅の限定的な展開となった。日本のインフレ鈍化や英国の小売売上高堅調などがドル相場に影響を与え、ゴールドは神経質な値動きを見せた。今後は米国のインフレ指標や豪州CPIなど、主要経済指標の結果がゴールド相場の方向性を左右する可能性が高い。中長期的な投資判断においては、各国中央銀行の政策動向と実質金利の推移を注視することが重要となる。
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