本日の相場サマリー
2月19日のゴールド(XAUUSD)相場は、始値4,985.56ドル、高値4,992.80ドル、安値4,974.56ドル、終値4,984.69ドルで取引を終えた。日中の値幅は18.24ドルと限定的で、4,980ドル台を中心とした小幅な値動きが続いた。
午後の取引では15時02分に4,974.56ドルまで売り込まれる場面があったものの、その後は持ち直し、4,980ドル台前半で推移した。終値は前営業日終値とほぼ同水準となり、方向感の乏しい展開となった。
値動きの背景・要因
本日の相場は、欧州市場の動向と米国の経済指標発表を控えた様子見ムードが強まった。欧州中央銀行(ECB)からは経済報告の公表が予定されており、今後の金融政策の方向性を探る材料として注目された。
為替市場では、ユーロ圏の経常収支が予想を上回る34.6億ユーロ(予想18.3億ユーロ)となり、ユーロがやや強含む場面があった。これに伴いドル建てで取引されるゴールドには一時的な買いが入ったが、大きな値動きには至らなかった。
また、日本市場ではコア機械受注が前月比19.1%増と市場予想(-6.4%)を大幅に上回る結果となり、世界経済の回復期待が高まった。これがリスク選好の動きを促し、安全資産としてのゴールドへの需要が一時的に後退した可能性がある。
注目された経済指標
本日の主要経済指標として、オーストラリアの雇用統計が発表された。雇用変化は17.8千人(予想25.1千人)と予想を下回ったものの、失業率は4.1%と前回から横ばいで推移した。豪ドルには限定的な影響にとどまり、ゴールド相場への波及は見られなかった。
欧州では、ユーロ圏の経常収支が市場予想を上回る黒字幅を記録したほか、建設部門生産高が前月比0.9%増(予想-0.4%)と予想外の改善を示した。これらの指標は欧州経済の底堅さを示唆するものの、ゴールド相場への直接的な影響は限定的だった。
スペインの貿易収支やイタリアのCPI関連指標も発表されたが、市場の反応は薄く、ゴールドは4,980ドル台での小動きが継続した。
明日以降の注目点
明日2月20日は、日本の全国消費者物価指数(生鮮食品除く)が前年比2.5%(予想)と発表される予定で、日銀の金融政策判断に影響を与える可能性がある。また、英国では小売売上高の発表が控えており、英ポンドの動向を通じてゴールドにも影響が及ぶ可能性がある。
米国市場では、PCE個人消費支出価格指数やGDP改定値など、重要な経済指標が相次いで発表される。特にコアPCE価格指数は、連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標であり、今後の金融政策の方向性を占う上で極めて重要となる。予想通り前年比2.8%となれば、政策金利据え置きの見方が強まり、ゴールドには支援材料となる可能性がある。
また、欧州ではECBのラガルド総裁による講演が予定されており、金融政策に関する発言内容が注目される。ユーロの動向次第では、ドル建てゴールドにも変動が生じる可能性がある。
まとめ
本日のゴールド相場は、4,980ドル台を中心とした小幅な値動きにとどまった。欧州経済指標は概ね良好な内容だったものの、相場への影響は限定的で、市場参加者は明日以降の米国経済指標の発表を待つ姿勢を強めている。
短期的には、米国のインフレ指標やGDP統計が相場の方向性を決定する鍵となる。中長期的には、各国中央銀行の政策スタンスと地政学リスクの動向が引き続き重要な判断材料となるだろう。
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