【2/16】ゴールド相場レポート|欧州鉱工業生産悪化で安全資産需要が支え

本日の相場サマリー

2026年2月16日のゴールド(XAUUSD)相場は、始値5005.13ドル、高値5008.08ドル、安値4992.99ドル、終値4998.51ドルで取引を終えた。前営業日比では若干の下落となったものの、5000ドル水準を中心としたレンジ相場が継続している。

ニューヨーク時間午後の取引では、5000ドル付近で上値の重さが意識され、一時4992ドル台まで押し戻される場面が見られた。その後は4996ドル台から4998ドル台で推移し、狭いレンジ内での値動きとなった。

値動きの背景・要因

本日のゴールド相場は、欧州経済指標の悪化を背景とした安全資産需要と、米国市場の休場による流動性の低下が主な変動要因となった。

欧州連合(EU)統計局が発表した鉱工業生産は前月比マイナス1.4%と、市場予想(0.0%)を大きく下回る結果となった。前年比でも1.2%の伸びにとどまり、前回の2.5%から大幅に減速した。この結果は欧州経済の減速懸念を強め、リスク回避的なゴールド買いを誘発する材料となった。

一方で、米国は「ワシントン誕生日」の祝日により、株式市場や債券市場が休場となり、通常よりも取引量が限定的となった。これにより、ゴールド相場も大きな方向性を示すことなく、5000ドル前後での小動きにとどまった。

アジア時間に発表された日本のGDP統計は前期比プラス0.1%と、市場予想のマイナス1.2%を上回る結果となったが、ゴールド相場への直接的な影響は限定的であった。

注目された経済指標

本日発表された主要経済指標の中で最も市場の注目を集めたのは、ユーロ圏の鉱工業生産指標であった。前月比マイナス1.4%という予想外の大幅な落ち込みは、欧州中央銀行(ECB)の金融政策見通しにも影響を与える可能性がある。

日本からは国内総生産(GDP)速報値が発表され、前期比0.1%と予想を大きく上回った。前年比でも0.2%とプラス成長を維持しており、日本経済の底堅さを示す結果となった。ただし、GDP価格指数は前年比3.4%と前回と同水準にとどまり、インフレ圧力の持続性については引き続き注視が必要である。

その他、日本の鉱工業生産(速報値)やユーロ圏の貿易収支などが発表されたが、これらの指標がゴールド相場に与えた影響は軽微であった。

明日以降の注目点

明日2月17日は、複数の重要な経済指標発表が予定されており、ゴールド相場の方向性を占う上で重要な日となる。

英国からは雇用統計や失業率、賃金統計が発表される。平均週給(総賃金)前年比は5.2%の伸びが予想されており、英国のインフレ圧力と英中銀(BOE)の金融政策判断に影響を与える可能性がある。

ドイツの消費者物価指数(CPI)も注目される。前年比2.1%の伸びが見込まれており、ユーロ圏全体のインフレ動向を占う上で重要な先行指標となる。

また、カナダの消費者物価指数が発表予定であり、前年比2.7%への上昇が予想されている。北米地域のインフレ動向を測る材料として注視される。

米国からはNY連銀製造業景況指数の発表が予定されているが、前回の7.7から-1.4への大幅な低下が予想されており、製造業の減速懸念が高まる可能性がある。

まとめ

本日のゴールド相場は、米国市場の休場により限定的な値動きとなったが、5000ドル前後の重要な水準を維持した。欧州の鉱工業生産の大幅な悪化は、世界経済の減速懸念を再燃させ、中長期的なゴールドの下支え要因となる可能性がある。

明日以降は主要国の経済指標発表が相次ぐため、ゴールド相場にも方向性が出やすくなると予想される。特にインフレ関連指標の結果次第では、各国中央銀行の金融政策見通しに変化が生じる可能性があり、注意が必要である。

ゴールドEAの無料配布・実績確認はCOSMOS GROUP公式サイトをご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする