本日の相場サマリー
2月11日のゴールド相場は、東京時間からニューヨーク時間にかけて大きな値動きとなった。始値5112.85ドルから取引を開始し、高値5118.97ドルまで上昇した後、米雇用統計の発表を受けて急落。安値5050.72ドルまで約68ドル下落する場面が見られた。その後は反発基調となり、終値5084.82ドルで取引を終えた。日中の変動幅は68.25ドルに達し、ボラティリティの高い相場展開となった。
値動きの背景・要因
本日のゴールド相場を大きく動かした要因は、日本時間15時30分に発表された米雇用統計である。非農業部門雇用者数は市場予想の8.9万人増を下回る5.0万人増となり、雇用の伸び鈍化が確認された。ただし失業率は予想4.2%に対して4.4%と前回から変わらず、労働市場の急激な悪化は示されなかった。
雇用統計発表直後、ドル高が進行したことでゴールドは一時5050ドル台まで急落。しかしその後、市場参加者が雇用の伸び鈍化を材料視し、FRBの利下げ観測が再び強まったことで、ゴールドは反発に転じた。時間当たり賃金は前月比0.3%、前年比3.8%となり、インフレ圧力の持続が確認されたものの、雇用の弱さが相殺する形となった。
注目された経済指標
本日発表された主要経済指標は以下の通り。
- 米非農業部門雇用者数(1月):実績5.0万人(予想8.9万人、前回5.0万人)
- 米失業率(1月):実績4.4%(予想4.2%、前回4.4%)
- 米時間当たり賃金(1月・前月比):実績0.3%(予想0.3%、前回0.3%)
- 米時間当たり賃金(1月・前年比):実績3.8%(予想3.7%、前回3.8%)
- EIA週間原油在庫:予想-0.293百万バレル(前回-3.455百万バレル)
雇用統計以外では、週間原油在庫の結果も注目されたが、ゴールド相場への直接的な影響は限定的だった。
明日以降の注目点
2月12日(木)は英国のGDP関連統計が発表される。GDP前月比や鉱工業生産前月比など、英国経済の実態を示す指標が相次いで公表される予定だ。また同日深夜には中古住宅販売件数も控えており、米国住宅市場の動向を確認する機会となる。
2月13日(金)には市場が最も注目する米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。コアCPIは前月比0.1%、前年比2.6%と予測されており、インフレ動向がFRBの金融政策見通しに与える影響が焦点となる。CPI結果次第では、ゴールド相場が再び大きく動く可能性がある。
また週末には日本のGDP速報値も発表される。前期比-1.2%、前年比-3.7%と大幅なマイナス成長が予想されており、グローバルな景気後退懸念が強まる場合、安全資産としてのゴールド需要が高まることも考えられる。
まとめ
2月11日のゴールド相場は、米雇用統計を受けて5050ドル台まで急落したものの、その後は反発し5084ドルで終了した。雇用者数の伸び鈍化がFRBの利下げ期待を支える一方、賃金上昇が続いていることでインフレ圧力も意識された。今後は13日のCPI発表を中心に、金融政策見通しを左右する経済指標に注目が集まる展開が予想される。
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