本日の相場サマリー
2月5日のゴールド(XAUUSD)相場は、始値4887.05ドル、高値4888.70ドル、安値4802.22ドル、終値4823.87ドルで取引を終えた。東京時間午後の取引時間帯において、約86ドルの値幅を伴う調整局面が展開された。
相場は高値圏での推移から一転、15時6分には4802.22ドルまで下落する場面が見られた。その後は4810ドル台から4820ドル台での推移となり、やや落ち着きを取り戻している。
値動きの背景・要因
本日の金相場は、主要中央銀行の金融政策決定を翌日に控えた中での調整的な動きが支配的となった。英国イングランド銀行(BOE)と欧州中央銀行(ECB)の政策発表が予定されており、市場参加者の様子見姿勢が強まった。
特に欧州市場の時間帯には、ECBの利下げ期待が高まる中で、金利動向に敏感な金相場が方向感を失った。米ドル相場の動向や長期金利の推移に影響を受けながら、ポジション調整の売りが優勢となった。
また、翌日に控える米国の雇用統計発表を前に、リスクポジションの圧縮が進んだことも価格下押し圧力となった。高値圏での利益確定売りと新規の売りポジション構築が重なり、一時的な急落局面が形成された。
注目された経済指標
本日の経済指標では、オーストラリアの貿易収支が注目された。予想37.25億豪ドルに対し、前回29.36億豪ドルからの改善が見込まれていたが、金相場への直接的な影響は限定的だった。
また、ドイツの製造業受注は前月比で予想-4.6%と、前回の+5.6%から大幅な悪化が見込まれており、欧州経済の先行き不透明感を示すデータとして意識された。この指標は、ECBの金融政策スタンスに影響を与える可能性があるため、間接的に金相場の方向性を左右する要因として注目された。
EU圏の小売売上高も発表されたが、前月比-0.1%と小幅なマイナスにとどまる見通しで、市場への影響は限られた。
明日以降の注目点
明日2月6日は、英国BOEと欧州ECBの金融政策決定が最大の焦点となる。BOEは現行4.0%の政策金利維持が予想されているが、金融政策委員会の投票内訳と政策レポートの内容が注目される。ECBについては預金金利2.0%からの変更の有無と、記者会見での今後の政策方針が市場の関心を集めている。
米国からは新規失業保険申請件数が発表される。前回20.9万件から20.7万件への改善が予想されており、労働市場の底堅さを確認する指標として重要視される。
翌週2月10日には米国の消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、インフレ動向を確認する上で極めて重要なイベントとなる。前月比0.2%、前年比2.5%が市場予想となっており、この結果次第では金相場に大きな影響を与える可能性がある。
まとめ
本日のゴールド相場は、主要中央銀行の政策イベントを翌日に控えた中で、高値圏からの調整局面が展開された。4802ドル台まで下落する場面も見られたが、その後は4820ドル台で落ち着いている。
明日の英国BOEと欧州ECBの政策決定、そして週末の米国雇用統計という重要イベントを前に、市場は様子見姿勢を強めている。短期的には金利動向とドル相場の推移が価格変動の主要因となりそうだ。
今後の金相場動向を分析する際には、各国の金融政策スタンスと経済指標の内容を総合的に判断する必要がある。ゴールドEAの無料配布・実績確認はCOSMOS GROUP公式サイトをご覧ください。
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